考える物置

日々あったどうでもいいことやどうでもよくないこと

022 / 記録01(秋葉原ホルモンおいで屋 / 秋葉原駅)

かねてからホルモンを焼いて食べたい、臓物(武装錬金という漫画の「臓物をブチ撒けろ」というセリフの臓物に「はらわた」とルビが振ってあり、それ以降臓物と書いてあっても「はらわた」と読むようになった。そのため、ここでは「はらわた」と読みかえてもらいたい)食べたい、と思い続けていた。

数か月前、上板橋に住んでいたころは駅前に『板橋ホルモン 良ちゃん』という、ひっそりとカウンターで七輪をひとりで占領し炭火で臓物を焼いて食える良店があった。仕事で上板橋駅に帰ってくるのが夜10時ごろ、飯も食っていない、疲れた、みたいな時間的・身体的・精神的な状況下でモチベーションを持って飯を食うには臓物しかないという時、非常に重宝していたものである。とにかく臓物を食うに事欠かない環境であった。しかし、引っ越しをし、モロにベッドタウンな環境に住むようになってからは臓物に恵まれた環境はあまりなく、晩飯といえば冷食か、駅前のショッピングセンターの惣菜か、コンビニの弁当か、カップ麺だ。

そこで、通勤経路の乗換駅である秋葉原にその活路を見出そうというものである。

ここのところ仕事が忙しく、自分の腹の気分に従うより一刻も早く帰ってくつろぎたい、という気分だったが、仕事が一旦トンネルを抜けた感があり(とはいえ、この前チームのミーティングであれをやらなきゃ、これをやらなきゃとチームリーダーの課長が課題の洗い出しをし、その対応をしないといけないので本当に一時的なものではあるが。うちの会社は三六の関係が厳しいのに、あれもこれもで取捨選択ができないあたりセンスが無い。昨日もある外注について相手先とほぼ契約合意みたいな状況になっているのに他社と比較検討をしていなかったため随契理由について部長に詰められているのを横目でみていて目眩がしそうだった)、気持ちに少し余裕が出てきた。

最初に当たってみたのは、『秋葉原ホルモンおいで屋』だ。

秋葉原駅の電気街口からすぐ近く、雑居ビルの中の一店舗。同じ階に魚民かなんかがあり、駅近というロケーションからもそうなんだろうなと薄々思ってはいたが、モンテローザのホルモン焼き屋だ。これは正直、俺が求めているものとは違う。俺が求めているのは、もっと土着感のある「臓物屋」だ。

ただし、やはりチェーン店ということもあり、全然決して悪いわけではない、というよりお手軽さがむしろ良い。「闇ホルモン」という臓物盛り合わせ(味噌ダレと塩ダレのどちらかを選べる)を注文したが、通常200gで1,100円くらいの値段がハーフサイズの100gで600円くらいという、ひとり飲みにはちょうどいいボリューム。内容もレバー、テッポウ、フワ、コリコリ、ハチノスなども含んでいる。追加で盛り合わせに入っていないものも注文しようかと思ったが、腹の容量の限界を考慮しほどほどにて終了。

行ったのが木曜で混雑具合がさほどでもなかったことも影響してだと思うが、臓物も一品料理も飲み物も注文してから来るまでがとても早い。ちなみに一品料理はハツモトポン酢を注文。

誰かと行くのにはもう少しランクを上げた店を選びたいが、ひとりで通う分には全然満足。狙い目はやはり週中だろうか。腹がホルモンの気分になったら、また行くこともあろう。